血精液症とは

血精液症とは精液に血液が混入し、精液が赤くなっている状態のことです。

精液の色がピンク色や真っ赤になる、精液に赤黒い小さな点々が混じるなどが症状としてあげられます。
出血量は微量なので精子に悪影響はありません。

精液は精巣から精巣上体、精管を経て移動してきた精子と、精のう及び前立腺からの分泌液が混ざったものです。
精液の液状成分の大部分は精のうや前立腺からの分泌液なので、血精液症の出血部位は多くの場合精のうや前立腺の炎症などが原因とされています。

受診科は泌尿器科です。
精巣や精巣上体などの外陰部診察を行い、次に直腸診で前立腺や精のうに異常があるかを調べます。
尿や精液を採取し、顕微鏡観察を行うことや血液検査、超音波診断なども行われます。
また、検査を行っても尿や前立腺分泌液などに異常がない場合も多くあり、原因が特定できないこともあります。
その場合は特に治療の必要はなく、2~3週間で自然に治癒します。

炎症を起こしている場合、多くは細菌が組織内に侵入することにより症状が出ています。
治療法としては主に原因となっている細菌に対する抗生剤が使用され、治療期間は4~12週間ほどとなっています。

長く症状が続く場合や、悪性腫瘍の発生が多くなる高齢者は専門医を受診しましょう。